酵素の力で痩せる!?ローフードダイエットの効果や方法とは!
ローフードダイエットは、アメリカの人気歌手テイラー・スウィフトやイギリス王妃のキャサリン妃がスタイル維持や健康管理のために取り入れていることからも有名なダイエット法です。
今では日本でも注目されているダイエット法で、ローフードに関するいろいろな資格や料理教室まであります。
今回は、ローフードダイエットとはどのようなダイエット法なのか、どんな効果があるのか、やり方や注意点についてまとめてみました。
ローフードダイエットに少しでも関心のある方は、読み進めてみてください。
この記事の目次
ローフードダイエットとは
ローフードとは、「raw=生」の「food=食べ物」という意味です。
ローフードダイエットとは、酵素を意識して、生の食べ物を食べるダイエット法です。
人間が生きていくためには酵素が欠かせません。
しかし、体内の酵素は加齢とともに減少してしまいます。
そこで、食べ物から酵素を摂り入れて、体内の酵素不足を補う必要があるのです。
食材に含まれる酵素は、48度以上に加熱されるとその働きがどんどん失われ始めてしまいます。
48度というと、軽く温める程度しか加熱できず、実際には非加熱で調理することになります。
そのため、加熱の必要なお肉やお米、うどんやパスタなどの穀物を控えて、なるべく加熱しなくても食べられる野菜や果物、お刺身、ナッツ類などを食べるというのがローフードダイエットの考え方です。
身体の中に酵素が十分あると、消化や吸収がスムーズに行われ、代謝が活発になると言われています。代謝が良くなると、脂肪を溜め込みにくい身体になります。
また、ローフードダイエットは、野菜や果物がメインの食事になるので、食物繊維をたくさん摂ることができ、腸内環境が改善され便通もスムーズになる、むくみが改善されるなどの効果が期待できることから、痩せやすい体質になることができると考えられているのです。
酵素が健康的なダイエット成功の鍵!
酵素とは、一言でいうと、「生命の源」です。生き物が生きていくために無くてはならないものなのです。
呼吸したり、心臓を動かしたり、消化や吸収、排泄、代謝など、生命のすべての活動に必要な物資が酵素なのです。
すべての生き物は酵素が無ければ生きられないのです。
酵素には、身体の中にもともとある「体内酵素(潜在酵素)」と食べ物に含まれる「食物酵素」があります。
また、体内酵素は、食べた物を分解消化してエネルギーとして吸収しやすい状態にする「消化酵素」と、消化酵素によって作り出されたエネルギーを身体の隅々まで届ける、老廃物の排出、呼吸、血液の循環、免疫などに関わる「代謝酵素」に分けられます。
体内酵素の量は決まっている!
ここで重要なのが、体内酵素の量は決まっているということです。また、体内酵素は、年齢とともに減っていきます。
体内酵素は、まず、消化酵素として使われ、残った分が代謝酵素として使われるので、消化の負担の大きな食生活を続けていると、身体の中で必要な酵素の量が不足してしまいます。
酵素が不足すると、
- 消化不良
- 肌荒れ
- 腸内環境が悪化
- 毒素や老廃物の蓄積
- 便秘
- 血液ドロドロ
- 免疫力の低下
- 脂肪の蓄積
など、さまざまな不調を引き起こす原因になってしまうことがあります。
酵素が不足すると、健康を妨げ、巡りの悪い痩せにくい身体になってしまう可能性があるのです。
ローフードダイエットが健康的に痩せることができる理由とは?
そこで、体内酵素が不足しないように食物酵素をしっかり摂るようにしようというのがローフードの考え方なのです。
加熱された食べ物や加工食品など食物酵素が失われた食べ物を食べると、体内の消化酵素によって消化する必要があるので、代謝酵素として使える分が少なくなってしまいます。
対して、生の食べ物や発酵食品には生きた食物酵素が豊富に含まれていて、身体の中に入ってから自身で消化できるので、その分、体内の消化酵素を節約でき、代謝酵素として使える分が増えるのです。
ローフード=生きた食物酵素が豊富に含まれた食べ物を食べることで体内酵素の浪費を防ぎ、酵素不足を解消することができるのです。
その結果、
- 栄養素の消化吸収がスムーズになる
- 内臓器官にかかる負担が軽減され内臓機能を取り戻すことができる
- 腸内環境が整い便秘が解消
- 毒素や老廃物を溜め込まない
- 余分な脂肪を溜め込まない
- 代謝が良くなりカロリーを消費しやすい身体になる
などの効果が高まり、健康的で痩せやすい身体になるというのがローフードの食事法なのです。
その他にもうれしい効果が!
美肌・アンチエイジング効果
ローフードを実践することで体内酵素が満たされ、新陳代謝が良くなる効果が期待できます。
新陳代謝が上がれば、
- お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)がスムーズになる
- 保湿力がアップする
- 肌のバリア機能が高まり肌荒れしにくくなる
など、お肌の老化を防ぎ、若々しく美しいお肌の維持につながります。
内臓機能が高まり健康度アップ
ローフードの食生活は、食べた物の消化や分解の負担が少ないため、内臓にかかる負担も少なくて済みます。
その結果、内臓を休ませて内臓本来の機能を取り戻すことができ、身体全体の調子を整えることができるのです。
デトックス効果でむくみ改善
ローフードの生きた食物酵素の働きにより体内酵素が満たされると、代謝が上がり、毒素や老廃物、の排出がスムーズになります。
その結果、むくみや便秘が解消されて、巡りの良い身体になり、太りにくく痩せやすい身体になることができます。
また、身体に溜め込まれた余分な脂肪の分解・燃焼もスムーズになりエネルギーとして消費されやすくなり、脂肪を溜め込みにくい身体になることができます。
体質に合わない人もいるので注意が必要
ローフードダイエットは、酵素や栄養素をしっかりと補給しながら行うダイエット法で、健康的に痩せることができるというのが人気の理由ですが、中には身体に合わずに体調を崩してしまう人もいるようなので慎重に行うことが大切です。
どんなダイエット法でも、人によって合う合わないはあります。
加熱せずに食べる果物や野菜には身体を冷やすものが多く、特に冬場は身体を冷やしてしまいやすく、肌が荒れてしまったり、代謝が低下し健康を害したり、太りやすくなってしまう人もいるようなので注意が必要です。
また、ローフードダイエットを行うと、タンパク質や炭水化物、脂質が不足しがちで、栄養バランスの崩れから体調を崩してしまう人もいるようです。
自分の体調と相談しながら、くれぐれも無理しないようにしましょう。
体調を崩さないための注意点
ローフードダイエットは、健康に良いダイエット法というのが人気の理由ですが、過度にやり過ぎたり、体質に合わなくて体調を悪くしてしまう人がいるのも事実です。
体調を崩さずに、健康的にキレイに痩せるためには、
- 急激に減量し過ぎない(1か月に5%以上の減量はしない)
- ニンニクやショウガなど体を温める食べ物も摂る
- 必要最低限のタンパク質、炭水化物、脂質は取る
ことが大切です。
それでも、どうしても体調が悪くなったり、身体に合わないと感じた場合は、くれぐれも無理せずにダイエットを中止しましょう。
あなたの身体に合ったダイエット法が他にあるはずです。
うまくいかない方法に執着する必要はないですよね。
ローフードダイエットの方法
体調を崩さないためにも、ローフードダイエットは、いきなり徹底的に行うよりも、少しずつ食生活に取り入れて様子を見ながら慣らしていくという方法の方が安全で健康的にダイエットできます。
例えば、
- 朝だけローフードダイエット
- 夕食だけローフードダイエット
- 休日だけローフードダイエット
- 1日間隔でローフードダイエット
- 食事の50~60%をローフードにする
など、取り組みやすいやり方で始めるようにしましょう。
それでは、ローフードダイエットを行うにあたって、何をどのように食べれれば良いのでしょうか?
ここからは、ローフードダイエットで食べて良い物、食べてはいけないものについて紹介していきます。
ローフードダイエットの基本的な食べ物
ローフードダイエットでは、生きた酵素を含んだ食べ物を食べることが基本です。
生きた酵素を含んだ食べ物とは、
- 48度以上に加熱されていない生の食べ物
- 発酵食品
- 加工されていない食品
です。
以下、もう少し具体的にみていきましょう。
新鮮で生の果物や野菜
果物や野菜は48度以上に加熱しなければどんなものでも食べることができます。サラダやスムージー、コールドプレスジュースにすることで美味しく摂ることができます。
参考:酵素を摂るならスロージューサーがおすすめ!基本レシピと搾りかすレシピ
ただし、作り置きすると、酵素の働きが無くなってしまうので、作ったらすぐに食べる(飲む)ようにしましょう。
季節の物、旬の物にはよりたくさんの酵素が含まれているので、なるべく旬のものを選ぶようにしましょう。
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海藻類
海藻類も48度以上に加熱しなければどんなものでも食べることができます。
発酵食品
納豆や漬物、キムチ、味噌、醤油などの発酵食品にも酵素は豊富に含まれています。
発酵食品の中には、加熱処理されるものもありますが、一般的には、発酵が続いているためローフードに含められるとされています。
生のナッツ類
生のナッツ類はローフードですが、酵素の働きを抑える酵素抑制物質が含まれているので、一晩水に浸けて取り除く必要があります。
低温処理されたドライフルーツ
低温処理されたドライフルーツは、腹持ちが良く、ダイエット中の小腹が空いたときのおやつや間食代わりに重宝します。
低温圧縮のオイル
低温圧縮のオイルはローフードに含められます。ローフードダイエットでサラダを食べるときは、低温圧縮のオイルをドレッシングに利用するようにしましょう。
シード類
スーパーフードとしても注目されているチアシードやヒマワリの種などシード類は、栄養価も高く、ローフードダイエットに適しています。
発芽させた穀物や豆類
発芽玄米や発芽小麦、スプラウト類もローフードに含まれます。
ローフードダイエットでNGな食べ物
48度以上に加熱された食べ物
揚げ物、煮物、焼き物など、48度以上に加熱された食べ物は酵素の働きが失われてしまっているのでローフードダイエットでは食べません。
加工食品
加工食品は、製造過程で加熱されたりしているので酵素の働きが失われてしまっています。
もう少し詳しく説明すると、
- 炒め物
- 揚げ物
- 焼き物
- 煮物
- スナック菓子
- インスタント食品
- 加糖のジュース類
などは、ローフードダイエットにおいてNG食品です。
摂取量やカロリーを気にしなくて良い
ローフードダイエットは、他のダイエット法と違って、食べて良い物、食べてはいけないものの基本さえ守れば、食べる量やカロリーを気にしなくても良いというダイエット中のうれしいメリットがあります。