グルテンフリーダイエットの効果って!?成功するやり方や食べていい物まとめ
海外セレブのレディー・ガガさん、ジュリア・ロバーツさん、日本では有名モデルのミランダ・カーさん、ミス・ユニバース・ジャパンのエリカ・アンギャルさんがダイエットに成功したとして、「グルテンフリーダイエット」が最近テレビなどでもよく取り上げられて注目されています。
プロテニスプレーヤーのジョコビッチさんも、このグルテンフリーの食事法で世界一になったと話題の食事法です。。
グルテンフリーダイエットは、痩せるだけでなく美容や健康、アンチエイジングにも効果が期待できると考えられているので、今まで、いろいろなダイエット法を試してみたけどうまくいかなかったというような人は一度試してみる価値があるかもしれません。
今回は、そんな「グルテンフリーダイエット」の効果ややり方などについて詳しくまとめてみました。
この記事の目次
グルテンフリーダイエットとは
グルテン(gluten)とは、小麦やライ麦、大麦など穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種です。
パンやうどん、パスタ、ケーキ、シリアル、飲み物ではビールなどに含まれています。
パンや麺類にモチモチ感や弾力を与え、膨張を助けるのがグルテンです。
この、「グルテンを一切摂取しない」
というのがグルテンフリーダイエットです。
もともとは、小麦やライ麦などグルテンアレルギーの人や、セリアック病の患者向けの食事療法として行われていたのですが、食事からグルテンを抜くだけで、自然と減量でき、美容や健康、アンチエイジングにも効果が高いと、アメリカをはじめ、ヨーロッパ各国、オーストラリアなどでブームになったダイエット法です。
日本ではまだあまり浸透していませんが、欧米各国では、普通のスーパーなどでグルテンフリーの食材を簡単に手に入れることができるようになってきています。
しかし、日本でも最近、
「体調が良くなった!」
「痩せた!」
などの口コミも多く、美容や健康に意識の高い人の間で注目され始めています。
パンやクッキー、ケーキなどの多くには、砂糖や、マーガリン、ショートニングなどのトランス脂肪酸が多く含まれているので、グルテンフリーにするだけで、カロリーを抑えることができるだけでなく、ホルモンバランスも整い、自然と体重が落ち、リバウンドしにくい痩せ体質になることができるとも考えられています。
本当にグルテンフリーで痩せるの?
ハッキリ言って、グルテンフリーダイエットは、どんどん痩せるダイエット法ではありません。
太りにくい食生活を心がけ、体型を維持しながら徐々に痩せていくことを目的にしたダイエット法です。そのため、一度減量に成功すれば、続けている限り、リバウンドしにくいというメリットもあります。
また、摂取カロリーを制限するダイエット法ではないので、痩せるためには、運動を組み合わせてカロリー収支を管理する必要があります。
グルテンの中に含まれるグリアジンには、食欲を刺激し、さらに食欲をアップさせる効果があります。
「パンやケーキを食べだしたら止まらなくなった」
という経験をしたことのある人は多いようですが、このグリアジンによる食欲増進効果が大きく関係しているからです。
また、グルテンには、血糖値を急上昇させる作用があります。血糖値が急上昇すると、血糖値の上昇を抑えるためにインスリンが分泌されます。
インスリンが過剰に分泌されると、体脂肪の燃焼が抑えられ、消費しきれないエネルギーを脂肪として脂肪細胞に蓄えようとします。その結果、脂肪を蓄えやすく、燃焼しにくい身体になってしまうのです。
さらに、パンやパスタ、ピザ、ケーキなど、グルテン食品の多くは高カロリーなので、グルテン食品を避けるだけで摂取カロリーを減らすことができダイエットにつながるのです。
グルテンフリーダイエットで痩せやすい人
小麦アレルギーの人
小麦、ライ麦、大麦、オート麦などに含まれるたんぱく質を消化器官に取り込んだ時に、身体が異物の侵入と勘違いし、排除するために免疫機能が過敏に反応しアレルギー反応が引き起こされます。
風邪を引いた時にウィルスを排除するために咳や熱、鼻水が出るのと同じ免疫反応なのです。
下痢や腹痛、じんましん、湿疹、喘息などの症状があります。
グルテン過敏症(不耐症)の人
グルテンに含まれる「グリアジン」という成分は、身体の免疫機能と過剰に反応し、さまざまな体調不良を引き起こす原因になります。
グルテン過敏症には、下痢、便秘、お腹が張る、頭痛、疲労感、胃腸の不調、関節痛などの症状があります。
ひどくなるとセリアック病という重篤な自己免疫疾患につながる場合があるので注意が必要です。
セリアック病の人
セリアック病とは、グルテンを摂取すると、異物が侵入してきたと勘違いし、免疫反応が引き起こされ、小腸の粘膜が炎症を起こしてしまいます。
その結果、栄養素の吸収がうまく行われなくなってしまいます。
他にも、下痢や倦怠感、関節痛、潰瘍、貧血、ひどくなると、ガンなどの原因になり、場合によっては命を落とす危険のある怖い免疫疾患です。
特に、これらの症状のある人は、グルテンフリーダイエットで、症状を抑える効果が高いと考えられているので試してみる価値があると思います。
グルテンフリーダイエットが適している人
次の項目に多く当てはまるほど、グルテンが体質に合っていない、または、グルテンの摂り過ぎの可能性が高いと考えられるので、グルテンフリーダイエットが適していると考えられます。
- 下痢
- 便秘
- 腹痛
- 吐き気
- お腹に張りがある
- 背中や二の腕にブツブツがある
- グルテン食品を摂ると疲労感があり頭がボーっとする
- 関節のリウマチなどの自己免疫疾患がある
- 偏頭痛がある
- 慢性的に疲労感・倦怠感がある
- 気分がさえない
- うつ症状がある
- 関節痛がある
- めまいがする
- 平衡感覚がおかしくなることがある
グルテンフリーダイエットのやり方とは
グルテンフリーダイエットは、さまざまなダイエット法の中でも比較的簡単で取り組みやすい方法です。
グルテンフリーダイエットは、グルテンが含まれている食品を避けることが基本です。
ただし、きついカロリー制限するわけではないので、どうしてもある程度のカロリーを摂取してしまいます。
そのため、カロリーを消費するために、ある程度運動をして、カロリー収支を計算することも必要です。
「グルテンを含む食品を避ける」と言っても、何を食べて良くて、何を食べたらいけないのでしょうか?
食べていい物、食べていけない物の例をご紹介しておきます。
グルテンフリーダイエットで食べていい物
小麦粉を、米粉や片栗粉、コーンスターチ、タピオカ粉などグルテンを含まない物で代用します。また、糖分の摂り過ぎは血糖値を上昇させるので注意しましょう。
- ごはん
- 十割そば
- とうもろこし
- 米粉で作られたパン、パスタ、麺
- キノコ類
- イモ類
- おもち
- 野菜
- 果物
- 卵
- 肉
- 魚介類
- 春雨
- ナッツ・種子類
- 味噌
- ゼラチン・寒天
- 塩
- 片栗粉
- 大豆粉
- 小麦不使用の醤油
- 豆類
- 乳製品
- コーヒー
- 紅茶
- 日本酒
- ワイン
- グルテンフリー食品・GFCO認証を取得した食品
- など
グルテンフリーダイエットで食べてはいけない物
- パン
- うどん
- ラーメン
- そうめん
- パスタ
- マカロニ
- ピザ
- 餃子や春巻きの皮
- ケーキ
- クッキー
- ピザ
- ホットケーキ・パンケーキ
- 衣に小麦粉を使っている揚げ物・天ぷら
- ビール
- など
グルテンフリーダイエットの効果的なレシピ
チーズinハンバーグ☆グルテンフリー
グルテンフリーの天ぷら
参考URL : https://cookpad.com/recipe/4460524
重曹xイタリアン・グルテンフリー・スパゲッティを使って日本風のソース焼きそば
参考URL : https://cookpad.com/recipe/4449972
グルテンフリーで野菜たっぷりのガレットです♡
朝食にもバッチリです(⌒▽⌒)
医学的な根拠はない!?
「ローフード」、「ベジタリアン」、「マクロビオテック」などの食事療法と並んで、欧米各国で、美しく健康的に痩せることができるダイエット法として話題になり、日本でも注目されているグルテンフリーダイエット。
しかし、今のところ、これと言った科学的根拠や医学的根拠があるわけではないようです。
実際、医療の専門家の中には、アレルギー症状のない健康な人が、グルテンフリーダイエットをすることを危惧している人も多いのです。
そもそもグルテンフリーが注目され始めたのは、もともとグルテンが体質に合わない人が、グルテンを含まない食事に切り替えたら劇的に体調が良くなったためです。
ですから、やみくもにグルテンフリーにばかりこだわるのではなく、グルテンフリーダイエットの本質を理解した食事を心がけることが重要なのです。
グルテンの摂取量を減らすことで、
- グルテンの持つ食への中毒性、食欲増進効果を抑えることができるので食べ過ぎを抑制できる
- マーガリンなどのトランス脂肪酸の摂取量を減らすことができる
などのメリットがあります。
グルテンフリーダイエットは、劇的に痩せるダイエット法ではなく、食べ過ぎを抑え健康的な食習慣に切り替えることでリバウンドしにくい痩せ体質になることができるダイエット法なのです。
もちろん、カロリー収支を考えて適度な運動も組み合わせましょう。